エラーについて

APC-CLIで発生する可能性のあるエラーとその対処法について説明します。

概要

APC-CLIでは、様々な状況でエラーが発生する可能性があります。 エラーが発生した際は、エラーの型・エラーメッセージ・実行コマンドのドキュメントを確認し、適切な対処を行ってください。

エラーの基本概念

エラーの種類

APC-CLIでは、様々な状況でエラーが発生する可能性があります。 エラーは、発生原因や対処法によって分類されています。

エラーメッセージの読み方

エラーメッセージは通常、以下の形式で表示されます:

エラーの種類: エラーの詳細説明

AuthenticationError: Failed to get access token: {"error":"access_denied","error_description":"Unauthorized"}

エラーの分類と詳細

認証・権限関連のエラー

AuthenticationError

  • 説明: 認証関連のエラー

  • 発生原因: 無効な認証情報、アクセストークンの期限切れ、権限の不足、プロファイル設定の問題

  • 対処法: apc auth-login で再認証、正しいプロファイルの使用、認証情報の確認

NotFoundError

  • 説明: リソースが見つからないエラー(CleanRoom、Profile、ファイルなど)

  • 発生原因: 指定したリソースが存在しない、リソースが削除されている、リソース名のタイプミス

  • 対処法: リソース名の確認、リソース一覧の確認、存在確認

設定・環境関連のエラー

ConfigError

  • 説明: 設定関連のエラー

  • 発生原因: 設定ファイルの形式が正しくない、環境変数の設定が不完全、プロファイル設定の問題

  • 対処法: apc configure での設定確認・修正、環境変数の確認、設定ファイルの構文エラー修正

ParameterError

  • 説明: パラメータ関連のエラー

  • 発生原因: 必須パラメータの不足、パラメータの値が不正、パラメータの組み合わせが無効

  • 対処法: コマンドのヘルプ(--help)確認、必須パラメータの指定確認、パラメータ値の修正

ネットワーク・接続関連のエラー

NetworkError

  • 説明: ネットワーク接続関連のエラー

  • 発生原因: インターネット接続の問題、ファイアウォールによるブロック、DNS解決の問題、APIサーバーの一時的な障害

  • 対処法: インターネット接続の確認、ファイアウォール設定の確認、時間をおいての再試行、ネットワーク管理者への確認

PlatformError

  • 説明: Server側のエラー

  • 発生原因: APCプラットフォームの一時的な障害、サーバーのメンテナンス、システムリソースの不足

  • 対処法: 時間をおいての再試行、APCプラットフォームのステータス確認、サポートチームへの問い合わせ

データ・ファイル関連のエラー

ValidationError

  • 説明: 入力検証関連のエラー

  • 発生原因: コマンドの引数が不正、ファイル形式が対応していない、データの形式が正しくない

  • 対処法: コマンドの引数確認、ファイル形式の確認、データ形式の修正

FileError

  • 説明: ファイル関連のエラー

  • 発生原因: ファイルが見つからない、ファイルの読み取り権限がない、ファイルが破損している、ディスク容量の不足

  • 対処法: ファイルパスの確認、ファイル権限の確認、ファイル存在の確認、ディスク容量の確認

DatabaseError

  • 説明: データベース関連のエラー

  • 発生原因: データベース接続の問題、クエリの実行エラー、データの整合性の問題

  • 対処法: 時間をおいての再試行、データベース状態の確認、サポートチームへの問い合わせ

リソース・システム関連のエラー

ResourceError

  • 説明: リソース関連のエラー(EPC不足など)

  • 発生原因: EPC(実行ポイント)の不足、メモリリソースの不足、同時実行数の制限

  • 対処法: EPC残高の確認、不要リソースの解放、同時実行数の削減、リソース購入の検討

サポートへの問い合わせ

問い合わせ時の情報

エラーが解決しない場合は、以下の情報を添えてサポートチームに問い合わせてください。

  1. エラーメッセージ: 完全なエラーメッセージ

  2. 実行したコマンド: エラーが発生したコマンドとその引数

  3. 環境情報: OS、APC-CLIのバージョン、設定内容

  4. 対処内容: 既に試行した対処法とその結果

  5. 再現手順: エラーを再現する手順

関連情報