入出力データ

Cleanroomで使用する入力データと出力データの詳細について説明します。

入力データ

入力データは必ずディレクトリとしてアップロードする必要があります。 アップロードされたデータは、Cleanroom 内部の /WORK/inputs/<input-id> に展開されます。

例えば、 ./input/input.txt というファイルを以下のコマンドでアップロードした場合、Cleanroom 内部に /WORK/inputs/input_1/input.txt というパスで展開されます。

apc cleanroom data cp ./input app:input_1/

アップロードファイルサイズ制限

  • 最大1GB

セキュリティ考慮事項

APC DataCleanRoomでは、データの機密性とセキュリティを最優先に設計されています。

暗号化

  • 転送時暗号化: すべてのデータは暗号化で保護されます

  • 保存時暗号化: Cleanroom内のデータは常に暗号化された状態で保存されます

  • 鍵管理: 各ユーザー固有の暗号化鍵が自動生成・管理されます

アクセス制御

  • データアクセス制限: アップロードされたデータには誰もアクセスできません

  • 入出力分離: 入力データと出力データは完全に分離されています

  • 権限ベース制御: encrypted_files.yamlで詳細なアクセス権限を定義します

出力データ

出力データは、Cleanroom内の関数が処理結果として生成するデータです。 出力データは、Cleanroom 内部の /WORK/outputs/<output-id> に保存されます。

例えば、関数内で /WORK/outputs/output_1/result.csv というファイルを作成した場合、以下のコマンドでダウンロードできます。

apc cleanroom data cp app:output_1 ./output_1/

ダウンロードファイルサイズ制限

入力データと同様のファイルサイズ制限があります。

セキュリティ考慮事項

入力データと同様のデータの機密性とセキュリティが保護されています。